妊娠中のおりものやデリケートゾーンの変化が気になるときは、妊娠週数、普段との違い、痛みや出血をかかりつけの産科へ伝えます。いつものケア用品が妊娠中も同じように使えると、一律に推定しないでください。
成人の方に向けた情報です。症状がある方は、気になる経過を医療者に伝える際の参考にしてください。
妊娠中の量の変化と、気になる症状を分ける
NHSは、妊娠中におりものが増えることがあると説明しています。一方、普段と違うにおい、かゆみや痛み、排尿の痛みなどがある場合は医療者へ相談するよう案内しています。量が増えたことだけで正常・異常を判定しないでください。NHSの妊娠中のおりものの解説
「いつもより多い」「水っぽいものが続く」「かゆみもある」のように、分かる範囲の言葉で構いません。色の一覧から、自分で感染や破水の有無を決めないことが大切です。
出血や破水が疑われる変化は、その時点で連絡
妊娠中に出血があった場合は、少量だから次の健診まで待ってよいと自分で決めず、かかりつけの産科へ連絡してください。NHSは妊娠中の出血や破水時の早急な連絡を案内しています。妊娠中の出血/破水と連絡の案内
水っぽい液が漏れ続けるなど、破水か分からない場合も問い合わせます。強い痛み、出血が多い、意識が遠のくなどの急変では救急の相談を優先します。施設の夜間・休日の連絡方法を手元に残しましょう。
電話で伝えられる相談メモ
| 項目 | 伝える内容 |
|---|---|
| 妊娠の情報 | 妊娠週数、かかりつけ、これまでの指示。 |
| 変化の時期 | いつから、続いているか、突然か。 |
| 液や出血 | 量の印象、色、におい、下着や用品への付着。 |
| 一緒の症状 | 痛み、かゆみ、発熱、いつもと違う体調。 |
| 使用したもの | 薬・用品の名前、直前に変えたもの。 |
メモを完成させるために連絡を遅らせる必要はありません。施設から受診や検査の指示があれば、その準備を確認してください。
外側のケアと用品の表示を確認する
膣内を洗って変化を消そうとせず、外側の皮膚に強い摩擦や香り付けを加えないようにします。保湿剤、洗浄料、シートは目的と使用部位が違い、妊娠中の注意表示も確認します。外側と内側を分けた洗い方
おりもの用シートは付着を受け止める用品で、破水や感染を判断する検査用品ではありません。湿った状態で長く使わず、肌に合わない場合は使用を中止します。
薬や市販品は妊娠中であることを伝えて相談
以前使った薬でも、妊娠中の使用条件は改めて確認します。NHSは妊娠中のカンジダ症状についても、使えない薬があるため医療者へ相談するよう説明しています。自己判断で診断して以前の薬を使う対処は避けてください。
薬局や診察では妊娠週数、服薬、症状を伝えます。用品を追加して様子を見るより先に連絡すべき変化を、健診で確認しておくと備えになります。