この記事は、女性の外陰部(身体の外側)の洗い方を扱います。男性の洗い方はメンズのデリケートゾーンケアをご覧ください。
外陰部の外側を洗うときは、ぬるま湯だけでも構いません。専用ソープは全員に必須ではありません。一方、「お湯だけが唯一の正解」という意味でもありません。医療機関の案内には、外側に無香料の穏やかな洗浄料を使う方法もあります。大切なのは、腟の中を洗わず、こすりすぎ・洗いすぎを避け、症状があれば洗浄で解決しようとしないことです。ACOGの衛生案内
お湯・洗浄料・シートの使い分け
| いま知りたいこと | 最初に確認すること |
|---|---|
| 外側を日常的に洗いたい | ぬるま湯でやさしく洗う方法があります。洗浄料は全員に必須ではありません。 |
| 洗浄料を使いたい | 外陰部のどこに使えるか、香り、洗い流し方を製品表示で確認します。刺激があるなら使用を続けず相談を。 |
| 腟の中まで洗うべき? | 腟内洗浄は日常の清潔のためには不要です。外側と内側を分けます。 |
| 外出先で拭き取りたい | シートの製品表示を確認。かゆみ・痛みがあるときは刺激になり得るため、買い足す前に相談を考えます。 |
ACOGの外陰部・腟の案内と、刺激のある外陰部についての医療機関の肌ケア案内を参考にしています。肌の状態により適した方法は異なります。
洗うのは外陰部。腟の中は洗わない
「デリケートゾーン」は広い呼び方です。ここでは目に見える外側の部分を外陰部、身体の内側の通路を腟と区別します。腟は自然に清潔を保つ働きがあり、腟内まで洗う必要はありません。洗い流すソープも、商品名だけで腟内に使えると考えないでください。ACOGの外陰部・腟の説明
お湯だけで洗うなら、やさしく短く
ぬるま湯で外側をやさしく洗い、手で触れる範囲を強くこすらず、柔らかいタオルで押さえるように乾かします。スポンジやタオルでの摩擦、熱いお湯、何度も洗うことは刺激になり得ます。外陰部の皮膚に刺激がある人への英国の病院の案内は、手でやさしく洗い、通常は1日1回程度で十分としています。これは個々の症状に関わらず厳密な回数を守る指示ではありません。
「においを完全になくすまで洗う」ことも目標にしないでください。普段と違う強いにおい、おりものの変化、痛みなどがあれば、洗浄回数を増やすより相談を考えます。
洗浄料を使いたいときは
今のケアで困っていなければ、専用品を買い足す必要はありません。洗浄料を使う場合は、外陰部のどこに使えるか、洗い流し方、香り・成分、刺激が出た場合の注意を製品表示で確かめます。ACOGは一般向け案内で、外陰部に無香料の石けんを使ってすすぐ方法を示す一方、軽い刺激がある場合は内側寄りの外陰部への石けんをやめ、水だけで洗うことも案内しています。ACOGの案内
外陰部に刺激がある人には、香料のある製品や洗浄料、拭き取りシートが負担になることもあります。商品名の「低刺激」「弱酸性」だけで自分に合うとは判断できません。選択肢を比べたい場合は市販ソープの公式表示比較を見てください。
お湯だけで落ち着かない・症状がある場合
かゆみ、痛み、出血、普段と異なるおりものなどが続く場合は、洗い方だけが原因とは限りません。NHSの乾燥・症状の案内も、数週間続く乾燥、生活に影響する症状、異常なおりものや出血には受診を勧めています。洗浄や保湿を増やして様子を見続けず、医療機関に相談してください。
外側の肌の乾燥が気になるなら、洗浄料と保湿用品を混同しないことも大切です。外側の肌用保湿用品の選び方で対象部位の表示を確認できます。ケア用品全体の整理にはセルフケア用品の用途の違いをご覧ください。