デリケートゾーンがかゆい、ヒリヒリする、赤くなる。何科へ行くか迷ったら、おりものや外陰部の症状を相談できる婦人科が窓口になります。皮膚の症状を中心に皮膚科へ相談する場合は、外陰部を診療しているか予約前に確認しましょう。
成人の方に向けた情報です。症状がある方は、気になる経過を医療者に伝える際の参考にしてください。
かゆみは一つの病名ではない
かゆみには感染、皮膚の炎症、乾燥など複数の背景があり、かゆいという情報だけで治療を選べません。日本産婦人科医会は、外陰掻痒症について、感染症や炎症性皮膚疾患などの確認が必要と説明しています。日本産婦人科医会の外陰部のかゆみに関する解説
「前と似ているから同じ薬でよい」「洗っても治らないから不潔」と決めつけないでください。今回は初めての症状なのか、繰り返しているのかも診察で伝える情報です。
婦人科・皮膚科の予約で確認すること
| 困りごと | 予約で伝える言葉 |
|---|---|
| おりものの変化もある | 外陰部のかゆみと、おりものの変化を相談したいです。 |
| 外側の皮膚が赤い・荒れる | 外陰部の皮膚症状を診てもらえますか。 |
| 妊娠中・出産後 | 妊娠週数・出産時期と、かゆみが始まった時期を伝える。 |
| 痛み・発熱などが重なる | 症状を一緒に伝え、受診の時期を確認する。 |
受付で詳しく話しにくければ「デリケートゾーンの症状について医師に相談したい」と伝え、詳しい経過は診察室で話せるか聞いてみましょう。女性医師の希望や診察中の声かけも予約時に確認できます。
相談前に残しておきたいメモ
- いつから、外側のどのあたりが気になるか。
- 赤み・傷・腫れ、おりもの、排尿時の痛みなど。
- 最近使い始めた洗浄料、シート、生理用品、薬。
- 以前の診断や処方、今回すでに使った薬の名前。
使った製品はパッケージや成分表示を手元に残すと説明しやすくなります。新しい用品を一度に何種類も増やすと、いつ何を変えたか分かりにくくなります。
受診まで刺激を増やさない
こすり洗い、香り付き用品の重ね使い、かゆい部位への剃毛をいったん見直します。膣内の洗浄や、他人の処方薬を使う対処はしないでください。使用後に悪化した用品があるなら、使用を中止して経過を伝えます。
市販薬も用途や使用条件が異なります。薬局では症状、過去に診断されたか、妊娠・授乳、使用中の薬を伝えて相談してください。痛みや出血などを、かゆみ用の製品でまとめて対処しようとしないことが大切です。
診察が怖いときに伝えられること
診察や検査の必要性は症状に応じて判断されます。「まず説明を聞きたい」「痛いときは止めてほしい」と医師に伝えられます。NHSも、診察がつらいときに中止を求められることを案内しています。NHSの診察に関する案内
かゆみの原因を確認した後に、毎日の洗い方や保湿用品について聞く順番でも構いません。外側と内側を分けた洗い方を確認する