記念日の贈り物や宿泊の準備に感謝していても、性行為を望むかは別に考えられます。「泊まる予定と、今夜したいことは別に話したい」「今日は性行為はしない」と伝えてかまいません。断るための詳しい理由、代わりの提案、お返しを用意する必要はありません。
一方で、ホテルや贈り物を用意したことだけから、相手が性行為を期待していると決まるわけでもありません。実際に言われたことと自分の予想を分け、必要なら確かめるところから始められます。この記事の会話やメモは編集部が作成した例です。
記念日の期待は、相手が言ったことと想像を分ける
「せっかく予約してくれたのに、断ったら悪い」と感じたら、何に返事をしているのかを分けてみましょう。夕食を一緒に楽しむこと、宿泊すること、性的な触れ合いをすることは、それぞれ別に選べます。
- 実際に言われたこと
- 「記念日にホテルを予約した」
- 自分の予想
- 「性行為も期待されているのかもしれない」
- 確かめたいこと
- 「泊まることは楽しみ。夜に何をするかは、別に相談したい」
まだ迷っているなら、「今は決めたくない」と伝えられます。性的な同意とは、何をするかをその都度、自由に選んだ意思です。宿泊やプレゼントへの返事を、性的な行動への了承まで広げないでください。
感謝と、性行為を望むかは分けてよい
「準備してくれてありがとう。でも今日は性行為はしない」という言葉で、両方を伝える方法があります。ただし、感謝の言葉を先に添えなければ断れないわけではありません。「今日はしない」の一言でも十分です。
計画した側は、「分かった。食事や宿泊をどうするかは、別に相談しよう」と返せます。「お金をかけたのだから」「記念日なのだから」と返事を変えさせようとせず、性的な期待を相手への請求にしないことが大切です。費用や予約の取り扱いは、性的な意思と切り離して相談してください。
サプライズでも、触れる・撮る許可は別に確かめる
お祝いの内容を少し秘密にしておく楽しさと、相手が選べることは両立できます。「何でも任せる」と言われていても、身体への接触、撮影、誰かを招くことまで一括で了承されたとは扱わず、関わる範囲を先に相談しましょう。
- お店を秘密にしたい:予算、帰る時間、食べられないものは先に確かめ、お店の名前だけを当日まで伏せる方法があります。
- 記念写真を撮りたい:撮影してよいかを聞き、撮った写真を誰かに見せたり投稿したりすることは別に確認します。
- 親しい人を招きたい:二人きりで過ごしたいかを先に聞きます。知らないうちに第三者の参加を決めません。
- ふたりで使う用品を贈りたい:関心があるか、受け取りたいかを先に相談します。受け取っても、その場で使う約束にはなりません。
「写真は撮らず、今日は二人で過ごしたい」と言われたら、その希望に合わせて予定を変えられます。用意したものを使い切ることより、当日の返事を受け取ることを優先してください。サプライズを望まない人には、内容を一緒に選ぶ楽しみ方もあります。
断ると怖いときは、二人だけで解決しようとしない
期待が違って残念に感じることと、怒鳴る、脅す、帰るのを妨げることは分けて考えてください。断ると怖い状況なら、説明を重ねて納得させることより、安全な場所や自分だけで利用できる相談先を選ぶことが先になります。
性暴力に関する相談先は、内閣府男女共同参画局のワンストップ支援センター案内で地域の窓口や接続条件を確認できます。相手を説得し終えていなくても相談できます。
記念日前に一つ確認するなら、「楽しみにしている予定」と「今は約束しないこと」を分けて伝えてみてください。性的な意思の確認や中断については性的な同意を確認する会話例へ。二人とも宿泊を望む場合は、ケーキ・夕食・翌朝の余裕から選ぶ東京の記念日ホテルで条件を比較できます。
参考にした情報
性的な意思の尊重は内閣府男女共同参画局「性犯罪・性暴力とは」とRAINN「Consent 101」、希望を伝え、相手の話を確かめる一般的な考え方はNHS「Maintaining healthy relationships and mental wellbeing」を参照しました。個別の法律判断や、記念日費用の精算方法を示す資料として用いていません。