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セルフプレジャーで妊娠しやすくなる?妊娠・妊活の噂を整理

「セルフプレジャーで妊娠しやすくなるか」と「セルフプレジャーで妊娠することがあるか」は、別の問いです。女性のオーガズムと妊娠しやすさの関係は、確認した学会資料では分かっていないとされています。一方、妊娠の可能性は、精子が膣に入るような接触があったかを分けて考えます。

妊娠のために何かをしなければ、と焦っている人も、思いがけない接触を心配している人も、まず自分が知りたいのはどちらか整理してみてください。

妊娠するか、妊娠しやすくなるかを分ける

知りたいこと 確認する内容
妊娠しやすくなる? ある行為やオーガズムが、妊娠の成立しやすさを変える根拠があるか
妊娠する可能性はある? 精子が膣に入る可能性のある接触があったか
妊娠中や治療中にしてよい? 自分の妊娠経過・症状・治療に関する医療者の指示

「セルフプレジャー」という呼び方だけでは、起きた状況は分かりません。また、妊娠しやすくなるという噂の正しさと、個別の接触で妊娠の可能性があるかは、同じ資料では答えられないことがあります。

オーガズムで妊娠しやすくなるとは断定できない

米国生殖医学会(ASRM)の委員会意見では、女性のオーガズムと妊孕性、つまり妊娠しやすさとの関係は分かっていないとされています。自然妊娠を目指す人への助言をまとめた資料であり、セルフプレジャーを増やした群と増やさなかった群の妊娠率を比較した試験ではありません。

からだの反応や精子の移動に関する説明があっても、それだけで実際の妊娠率が上がるとはいえません。逆に、この見解を「どんな条件でも効果が完全にゼロと証明された」と読み替えるのも行き過ぎです。

妊娠のために必ず達する、回数を増減させる、といった義務をこの記事から作る必要はありません。「達しない自分のせいで妊娠しない」と自分を責める根拠にもなりません。妊活上の心配がある場合は、セルフプレジャーの有無だけを原因と決めず相談してください。

妊娠の可能性は精子が関与する接触と分けて考える

精子が膣に入るような接触がない一人の行為そのものから、妊娠することはありません。一方、精子が膣に入る可能性のある接触があったなら、挿入する性交がなかったという理由だけで妊娠の可能性を否定できません。

NHS系医療機関の患者向け案内は、妊娠は精子が卵子を受精させることで起こり、挿入する性交がなくても精子が膣に接触する状況では可能性があると説明しています。行為の名前より、どんな接触があったかが相談の手がかりです。

心配な接触があった場合は、できるだけ早く医療機関へ、起きたことと日時を伝えて相談してください。量、乾燥の程度、経過時間などをネットの断片的な情報に当てはめ、自己判断で確率を出すことは避けましょう。

相談では「○日に妊娠につながる接触があったか心配です。今、確認や対応が必要でしょうか」と話し始められます。これは編集部が作成した伝え方の例です。接触の詳細が分からない部分は、分からないまま伝えて構いません。

妊娠中・治療中は自分への指示を確認する

妊娠中に行ってよいか、検査前にどの程度の間隔を空けるか、治療中の注意点は、この記事の一般的な説明だけでは判断できません。かかりつけや治療施設へ「自分に制限はあるか」「どんな症状が出たら連絡するか」を確認してください。すでに渡されている指示が分かりづらければ、その文面を示して尋ねられます。

相談先が決まっていない場合は相談先・費用・プライバシーの確認へ。SNSの妊活情報を読み直したいときは、SNSから原典へ戻る確認シートで、妊娠率を測った話なのか確かめられます。

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